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『空海大字林』(講談社、1983・3刊。全2巻。B5−1638p. 39800円)
空海の書・三十点を字典化し、収録した六万字から四万字を選んで編んだもの。原稿の多くは八年に及ぶ大型カメラでの撮影行で自ら撮った実大写真なので、その書の濃淡や筆勢を正確に再現すべく、全字をスキャナー製版した。内外のあらゆる字典で最も書を正しく再現した美しい字典。七十頁の口絵と 別巻・二百四十五頁の解説がついている。「総論」は、空海の書・空海の書の編年整理・空海の書の展開。「解題篇」は、二十八点の書蹟についての各個解説。「研究篇」は、仁王経疏の研究、金剛童子法の研究で構成されている。−<著書一覧>参照 |
14.「空海真蹟の控文の出現で判明した『性霊集』の成立事情」 |